大量破壊兵器のテロリスト防止対応(10)

 

米国政府ホワイトハウスのウェブサイトに2018年12月に掲載された「大量破壊兵器によるテロに対抗するための国家戦略 

(National Strategy for Countering Weapons of Mass Destruction Terrorism)」を当ブログで和訳し、順次紹介しています。  

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概要説明

Executive Summary

 

「大量破壊兵器」の表現で表される兵器の全てが真に大規模な死傷者を発生できる訳ではないが、化学兵器、生物兵器、放射性兵器そして核兵器はそれぞれ通常兵器とは峻別される特性を有している。例えば、初歩的な化学兵器は広く普及することは難しく不十分な殺人の手段であるかも知れないが、化学兵器のもたらす凄絶な結果のため、化学兵器の心理的な影響はとりわけ強烈なものになる。

 

放射能兵器は放射線への長期的な恐怖を強くし、放射能兵器による攻撃の規模よりも遥かに大きい反応を生むのである。

 

さらには、このような大量破壊兵器をテロリストが使用し効果が低かったとしても、大量破壊兵器に対する国際的な規範は覆され、大量破壊兵器使用の能力の高い国々が紛争でそのような兵器を使用することを抑えている抑止力が低減することになる。

 

このように定性的ではあるが明確な効果が、テロリストが大量破壊兵器を追求することに特に焦点が当てられた戦略の基盤となる。

 

続く