米国国防総省による核態勢の見直し(212)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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X. 核不拡散と核軍縮

  Non-proliferation  and Arms Control

  

核軍縮
Arms Control

 

この点では、ロシアが一連の軍縮条約と約束に違反しており、その最たるものは中距離核戦力全廃条約INFである。広い意味では、ロシアは、様々な合意の義務と約束を拒否したり回避しており、それには、ヨーロッパでの通常兵器条約、ブッダペスト覚書、ヘルシンキ合意と大統領核イニシアティヴが含まれる。さらに、ロシアは、オープンスカイズ条約に違反してきており、また、主要な軍事演習の透明性を回避するために、政治的な拘束力のあるウィーン文書を選択して実行している。また、ロシアは、新戦略兵器削減条約STARTにさらに削減交渉を追加することをはねつけ、また、非戦略核戦力の削減を追求することを拒否した。

 

戦略兵器削減条約に関しては、米国は条約を遵守しまた引き続いて条約を維持することを決意している。しかし、戦略兵器削減条約あるいはどのような兵器管理条約の価値は、条約を順守する全ての国に依存する。

 

米国は、四年間以上に渡って、ロシアが順守することを再開するよう圧力をかけてきており、また、ロシアの遵守を回復し条約を維持するために適当な圧力をかけ続ける。

 

続く