米国国防総省による核態勢の見直し(209)

 

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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X. 核不拡散と核軍縮

  Non-proliferation  and Arms Control

 

 

核不拡散と核不拡散条約

 Non-Proliferation and the Nuclear  Non-Proliferation Treaty

 

米国は、米国の核兵器の安全性と有効性を確かなものにするために必要でなければ、核爆発実験を再開することはなく、また、全ての核保有国に対して核実験を一時停止することを宣言し一時停止を継続することを要求している。

 

最後に、2017年に国連で署名が始まった核兵器禁止条約は、国際的な安全保障環境の前提となる変革なしでの核兵器の廃絶という全く非現実的な期待によって煽われていることを認識することが重要である。

 

この条約の取り組みは国際社会を二分し、核不拡散の体制を損なう可能性を持ちながら核不拡散フォーラムに軍縮の問題を注入することを目指している。

 

この条約は、米国の拡大された核抑止に依存する多くの同盟国とパートナーの安全保障と米国の安全保障を損なうのである。

 

また、核兵器全廃条約の条文は、米国と署名国間の現行のまた今後の軍事協力、すなわち、信頼性のある拡大された核抑止の維持に重大である軍事協力、を損なうのである。

 

続く