米国国防総省による核態勢の見直し(186)

 

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

 ---------------------------

            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

         -------------

   

VIII. 核兵器のインフラ

   Nuclear Weapons Infrastructure

 

2008年に、国防総省長官とエネルギー省長官は共同声明を発表し、「現存の型の弾頭のサービス寿命は改修を通して延長されているが、現在、米国は新しい核兵器を生産する能力をもっていない。」と言明した。

 

北朝鮮は不法に核弾頭を生産できるが、米国は、備蓄の老朽化を抑え、寿命延長プログラムを支え、また、将来の不確定性に対して準備するのに必要なプルトニウムピットの生産能力を持っていない。

 

プルトニウムピットは全ての核弾頭の不可欠の部品であるが、現在のほとんど全ての備蓄のピットは1978年から1989年に生産されたものである。

 

今日、プルトニウムピットを生産する米国の能力は、備蓄用には不適格な研究開発用のピットに限られている。老朽化に関するリスクを避けるため、国家核安全保障局が2030年までに年当たり少なくとも80台のプルトニウムピットを生産し、そして、将来の寿命延長プログラムと後続のプログラムのためにその生産能力を維持するよう、国防総省が要求している。

 

続く