米国国防総省による核態勢の見直し(164)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

 

非戦略核能力での抑止の向上

Enhancing Deterrence with Non-Strategic Nuclear Capabilities

  

実際に、米国による潜水艦発射巡航ミサイルの追及は、ロシアが非戦略核兵器の削減を真剣に交渉するのに必要なインセンティブとなるかも知れない。それは、ヨーロッパにおける中距離核戦力の前回の配備が1987中距離核ミサイル全廃条約INFに導いたように。当時の国務長官であったジョージ・P・シュルツが言明したように、「もし、西側が弾道ミサイルのパーシング2と巡航ミサイルを配備しなかったとしたら、ソビエトが核兵器削減のために真剣に交渉するインセンティブは無かった。」

 

続く