米国国防総省による核態勢の見直し(161)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

 

非戦略核能力での抑止の向上

Enhancing Deterrence with Non-Strategic Nuclear Capabilities

 

そのため、米国は、世界中で核爆撃機と両用航空機を前線配備する能力を維持し必要に応じて向上させる。米国は、両用航空機を核搭載可能なF-35戦闘機でアップグレードすることを約束している。米国は、NATOと共に、ヨーロッパに配置されている両用航空機の準備万全、生存性と活動の有効性を最大に確かなものとし、また、必要であれば改善するのである。

 

さらに、短期においては、米国は、低出力オプションを提供するために、現存のミサイル発射型原子力潜水艦の何艦かを改造し、長期的には、近代的な核武装した海上発射巡航ミサイルの装備を目指す。

 

両用航空機とは異なり、原子力潜水艦発射の低出力の核ミサイル弾頭と原子力潜水艦発射巡航ミサイルは、抑止効果をもたらすのに、ホスト国の支援に頼る必要がなくなる。

 

また、プラットフォーム、射程と生存性にさらなる多様性が持ち込まれ、また、将来の核戦争の「勃発」のシナリオに対して価値のあるヘッジとなる。

 

続く