米国国防総省による核態勢の見直し(160)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

 ---------------------------

            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

         -------------

  

VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

 

非戦略核能力での抑止の向上

Enhancing Deterrence with Non-Strategic Nuclear Capabilities

 

何十年間と、米国は、抑止と保証を強化するために低出力の核オプションを配備してきた。低出力の核オプションを含めて米国の核オプションを今拡大することは、地域での侵略に対して信頼できる抑止の保持に重要なことである。このことは、「核戦争」を可能にしようとしているわけではなく、また、「核戦争」を可能にするわけでもない。また、核戦争の閾値を下げるわけでもない。むしろ、米国の適応化された核対応オプションを拡大することは、核戦争の閾値を上げ、また、潜在的な敵が限定の核エスカレーションにどんな利点も見出さないようにし、核兵器の使用が起こらないようにするのである。

 

続く