米国国防総省による核態勢の見直し(155)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

柔軟で確実な核能力:経済的な優先事項

Flexible and Secure Nuclear Capabilities:   An Affordable Priority

 

米国の核能力を維持し置き換える費用の見積もりは、対象の時期そしてプログラムの様々な要素をどのように考えるかで変化するが、それでも見積もりの将来費用の最高値は現在の国防予算の約6.4%でしかない。現在、米国の老朽化する核戦力を維持し活用するためには、国防予算の2%から3%を要求され、そして、三元戦略核戦力を何十年の間活用するために再構築する置き換えプログラムは、現在の維持レベルの支出を越えて単に4%ほどだけ数年間その費用がピークになる。

 

この長期プログラムに要求される現在の国防予算の6.4%は、今日の連邦予算全体の1%以下でしかない。

 

第三図に示されているように、この支出の水準は、1980年代の前回のこのような投資の時期に要求された国防予算の10.6%に比較して好ましいものである。前回の支出は、当時、連邦予算のほぼ3.7%であり、また、1960年代の早期に要求された国防予算の17.1%であった。

 

続く