米国国防総省による核態勢の見直し(143)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

国防総省の置き換えプログラム

The Department of Defense Replacement Program

 

米国は、その三元戦略核戦力を置き換え、その弾頭は維持するが、国家の防衛にとってこれ以上の優先事項はない。国防総省とエネルギー省は、スケジュールを同期させるため、それぞれの核輸送システムと核弾頭プログラムを優先し資金を提供し、また、経済的であるところではプログラムを加速する機会を求める。

 

米国は、伝統的な核システムを実用に耐えるまで維持しそして退役を控える伝統のシステムを2020年代の中盤までに置き換えを開始するという両面作戦のアプローチをとっている。計画されている置き換えのシステムが展開されるまで伝統的な核システムを維持する。

 

この両面作戦のアプローチは、出現して来る脅威に対応し、国家防衛権限法2017年で次のように成文化されている:

 

「強力で信頼できる核抑止のために、米国は、(A)多様で柔軟な一連の核出力そして用意され使用でき信頼できる輸送方式をもった核戦力を維持し、(B)三元戦略核戦力を、両用航空機と関連の指令統制要素の近代化を最高の優先事項とする。」

 

続く