米国国防総省による核態勢の見直し(141)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

 ---------------------------

            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

         -------------

  

VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

三元戦略核戦力の三つの柱

The Three Legs of the Strategic Nuclear Triad

  

 非戦略核兵器

 Non-Strategic Nuclear Weapons

 

冷戦の間、米国は、戦域あるいは戦術核兵器として知られる非戦略核兵器を多種大量に保有していた。しかし、これらのほとんどは退役かあるいは解除された。

 

現在の米国の非戦略核戦力は、空中給油用航空機に支援されF-15E両用航空機に搭載されたB61自由落下爆弾のみである。

 

また、いくつかのNATO同盟国は、前線配置された米国の核兵器を輸送できる両用航空機を提供している。これから登場予定のB61-12自由落下爆弾はB61爆弾の古い版を置き換えることになっており、2021年から両用飛行機でこのような使用可能になる。

 

米国とNATO同盟国の両用航空機は、米国の自由落下爆弾とともに、ヨーロッパのNATO同盟諸国に前線配備されている。その前線配備は、潜在的な敵の抑止と同盟国の保証に大きく貢献する。

 

 

その存在は、米国がエスカレーションに対応する前線配備の能力を保有するという明確な抑止の信号を、潜在的な敵の全てに送っている。

 

続く