米国国防総省による核態勢の見直し(138)

 

 米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。 

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            核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

三元戦略核戦力の三つの柱

The Three Legs of the Strategic Nuclear Triad

  

空中の抑止力

Air-Based Deterrent Force

 

重量級の爆撃機は三元戦略核戦力の最も柔軟で分かりやすい柱となっている。この爆撃機は、空軍の燃料補給用の航空機の隊列によって支援される46機の核搭載B-52Hと20機の核搭載「ステルス」B-2Aとからなっている。

 

このような戦略爆撃機と補給用航空機は1992年までは常時警戒状態に維持されていた。今日では、警戒状態にもたらされ分散されて発射前の生存率を高めることができる。

 

戦略爆撃機と両用航空機DCAは、また、地域での侵略を抑止し遠方の同盟国を保証することに向けて前線に配備される。大陸間弾道弾ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルとは異なり、戦略爆撃機は通常ターゲットに到達するのに数時間を要する。この長い飛行時間と飛行中の爆撃機を呼び返すことが出来る能力は柔軟性を意味する。

 

戦略爆撃機の国外での飛行は、米国の能力と決意を明示し、また、緊張の局番を含めて抑止と保証に対して効果的な信号となる。

 

戦略爆撃機は飛行中に補給され、事実上無制限の飛行距離と耐性が提供される。

 

続く