米国国防総省による核態勢の見直し(136)

 

 米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

三元戦略核戦力の三つの柱

The Three Legs of the Strategic Nuclear Triad

  

陸上の抑止力

Land-Based Deterrent Force

 

大陸間弾道弾ミサイルの戦力は、いくつかの州に渡って分散され450基の地下のサイロに配備された400機の単弾頭ミニットマンⅢ大陸間弾道弾ミサイルからなる。この大陸間弾道弾ミサイルは、常に発射の準備がなされておりまた通信が最も速く行われるため、三元戦略核戦力の最も対応力のある柱である。この準備のため、危機において不安定をもたらす急な行動の可能性を排除する。

 

大陸間弾道弾ミサイルは、大規模な核攻撃以外には生存の可能性が高いのである。地上にある米国の大陸間弾道弾ミサイルを破壊するためには、敵は高い爆発力をもつ精密な弾頭を何百台も正確に制御した攻撃を仕掛けることが必要になる。これは、今日、ロシア以外のどのような潜在的な敵にも超えることが出来ない挑戦である。

 

続く