米国国防総省による核態勢の見直し(134)

 

 米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

  

三元戦略核戦力の三つの柱

The Three Legs of the Strategic Nuclear Triad

 

海洋の抑止力
Sea-Based Deterrent Force

 

米国は、海洋の抑止力として、トライデントⅡ(D5)潜水艦発射弾道ミサイルを装備したオハイオ級の原子力潜水艦を現在稼働させている。弾道ミサイル潜水艦は三元戦略核戦力の最も生存性の高い柱となっている。弾道ミサイル原子力潜水艦は、哨戒中、事実上検知されることはなく、弾道ミサイル原子力潜水艦という戦力の生存性に対して近い将来まで確かな脅威は知られていない。しかし、対潜水艦の戦いの進歩が弾道ミサイル原子力潜水艦の生存性を低下させる可能性に対して米国はヘッジを継続する。

 

また、潜水艦発射弾道ミサイルはいくつかの他の属性を有している。その大陸間の射程そして発射準備が常に保たれていることは、大西洋と太平洋の発射場所から、ユーラシア大陸を通して攻撃対象を米国が破壊することを可能にする。高度に正確で高い破壊力の弾頭で装備されており、多くの種類の攻撃対象を破壊する能力を向上させるのである。

 

続く