米国国防総省による核態勢の見直し(133)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VII. 米国の現在と将来の核能力

   Current and Future  U.S. Nuclear Capabilities

 

米国の核体制実施(エンタプライズ)の人員

U.S. Nuclear Enterprise Personnel

 

 三元戦略核戦力

 The Strategic Nuclear Triad

  

  • 正確な配備。意図しない効果を最小限に抑えながら敵の資産を危険にさらすのに必要な精度。
  • 侵入。抑止への信頼できる脅威を与え高い信頼度で軍事目標を達成するために、強化されたまた地下の施設を含めて能動的また受動的な防衛に対処する能力。
  • 応答性。信頼できる脅威を与えるために、必要に応じて迅速に戦力を配備し行使する能力。
  • 射程距離の多様性。戦略の最も効果的な適応性を支えるのに必要な一連の射程距離の選択肢。
  • 軌道の多様性。複数の地点の戦力の場所を定めまた敵の能動的また受動的な防衛の計画策定を複雑なものにするために複数の飛行プロファイルで対応できる能力。
  • 可視化。危機と紛争を通して目的を伝達するために望まれるように国家の意図と能力を明示する能力。
  • 武器の再配列。適応した計画策定と効果的な武器の行使を可能にするために迅速に攻撃対象の情報を変更する能力。

効果的なNC3とともに、戦力のこのような属性は次の四つの不可欠の機能を支えるために必要な柔軟で反発力のある能力を提供する。

  • 敵が武装解除のための先制攻撃を企てないように、生存性があり応答性を有する能力を提供すること。
  • 戦力の配置、メッセージの伝達と柔軟な応答の選択肢を通して決意を明示すること。
  • 米国が適応した選択肢で広範な範囲の緊急事態に応答できるようにすること。
  • 安全保障環境の変化に対して適応性を提供しながら、技術上の失敗あるいは敵の技術上の突破口のもたらす危険を最小化すること。

 

続く