米国国防総省による核態勢の見直し(110)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VI. 現在の脅威に対抗する米国の戦略

  U.S. Strategies to Counter Contemporary Threats 

 

拡大抑止と適応化した保証

Extended Deterrence and Tailored Assurance

 

 ヨーロッパにおける抑止強化

 Strengthening Deterrence in Europe

 

重要なことに、NATOへの核兵器の使用は、どのように限定されようとも、紛争の本質を根本的に変えるだけでなく、敵が獲得したいと思う利点を遥かに超える受け入れがたい代償を招くことを明確にするために、変化した安全保障環境に対応している。

 

NATO同盟は、核戦力を含めて、NATOの全体的な抑止と防衛態勢は敵のどのようなドクトリンと能力にも対応できるように維持する。このような取り組みを支援するため、米国はNATO同盟国と協議し努力する:

  • NATOの両用航空機DCAの準備性と生存性を向上させ、運用性を向上させるのに要求される能力を改善し、敵の核と非核の能力に対応する
  • DCAのミッション、核のミッション支援と核インフラに関して合意された分担共有化への同盟国の参加を最大限拡大する
  • 老朽化する航空機と武器システムを近代化された代用品あるいは長寿命の代用品と順次交換していく
  • 抑止が失敗した場合に、同盟が核と非核の作戦を効果的に統合できるように訓練と演習のプログラムの現実度を高める
  • NATOのNC3システムが近代化され適当な教義と効果的な核作戦を可能にし、最も強烈な脅威環境においてその生存性、反発力と柔軟性を改善するようにする。

 

続く