米国国防総省による核態勢の見直し(109)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VI. 現在の脅威に対抗する米国の戦略

  U.S. Strategies to Counter Contemporary Threats 

 

拡大抑止と適応化した保証

Extended Deterrence and Tailored Assurance

 

 ヨーロッパに於ける抑止強化

 Strengthening Deterrence in Europe

 

NATOへの米国のコミットメントは揺るぎないものである。強力で結合力の強い核の同盟は、ヨーロッパ大西洋地域で侵略を抑止し平和と安定を促進する最も有効な手段である。NATOは、NATOの抑止と防衛態勢において、核兵器の役割を強調しないという米国の冷戦後の動向に従ったが、NATOは、NATOの核能力が平和の維持、威圧の防止と侵略の抑止において目指す基本的な目的を見失うことはなかった。

 

2014年のウェールズサミットと2016年のワルシャワサミットにおいて、NATOは、ロシアの行動と政策は安定性と安全保障を悪化させ、不予見性を増し、安全保障の環境に新しい危険を導入したことを確認した。

  

続く