米国国防総省による核態勢の見直し(105)

 

 米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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VI. 現在の脅威に対抗する米国の戦略

  U.S. Strategies to Counter Contemporary Threats 

 

イランに適応化された戦略

A Tailored Strategy for Iran

 

イランの一層正確で高度な弾道ミサイルの開発は、米軍、同盟国と地域の内外のパートナーに脅威を及ぼす能力をイランにもたらす。イランが核兵器を獲得することを決断すると、地域の他国の核兵器獲得への圧力は増大する。

 

米国の抑止戦略は、米国、同盟国とパートナーへのどのような非核の攻撃も打破されること、そして、その代償はどのような利点をも大幅に越えることをイランの指導層が理解するように、設計されている。戦略的攻撃を挙行することからイランが利点を期待できるようなもっともらしいシナリオは存在しないのである。

 

そのため、米国の抑止戦略は、テヘランのミサイル脅威を排除あるいは弱める米国の防衛と攻撃システムを含めて、イランの非核の戦略的能力を打破するのに必要な能力を含むのである。

 

米国は、イランの脅威が拡大するにつれてイランの脅威に先回りするのに必要な能力を引き続き強化する。それは、米国の安全保障と地域の同盟国とパートナーの安全保障を向上させるのである。

 

続く