米国国防総省による核態勢の見直し(92)

  

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

 ---------------------------

 

           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

        -------------

 

VI. 現在の脅威に対抗する米国の戦略

  U.S. Strategies to Counter Contemporary Threats 

 

ロシアへの適合化された戦略

A Tailored Strategy for Russia

 

ロシアはソビエト連邦ではなく、また、冷戦は遠い昔に終結している。しかし、良好な関係を維持しようとする米国の最善の取り組みにもかかわらず、ロシアは、ユーラシアで不安定化の地政学的目標を実現するための主要な対抗者であり障害物として米国とNATOを認識している。

 

ロシアは、近隣地区に戦力を配備するために、非核戦力を大幅に増強し、また、先に述べたように、複数の条約の義務とその他の重要な約束事項に違反してきた。最も懸念することは、

 

最大の懸念点は、限定した核エスカレーションの脅威を強調するロシアの国家安全保障政策・戦略・ドクトリンとロシアのますます多様化し拡張する核能力の継続する開発と配備である。

 

続く