米国国防総省による核態勢の見直し(90)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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V. 適応する戦略と柔軟な能力

  Tailored Strategies  and Flexible Capabilities     

 

 

柔軟な能力
Flexible Capabilities

 

米国は、60年の間、核抑止のための柔軟性の価値を理解してきたが、その重要性は、核と非核の戦略的脅威の新たな多様性と安全保障環境の躍動性と不確定性によって増大している。将来の要求と不測の展開に合わせるために米国の能力と戦略を適応化する柔軟性へのこの必要性は、「新しい核能力の禁止」という凝り固まった継続する政策とは逆のことになる。

 

潜在的な敵は止まってはいない。逆に、米国の能力と戦略の弱点を特定し利用することを、潜在的な敵は目指している。そのため、核抑止への米国の将来の戦力要求は固定されていると考えるべきではない。

 

米国は、必要であれば、抑止し、保証し、抑止が失敗した場合に米国の目標を達成し、そして、不確定性に対して予防するために、新しい能力を開発し配備することが出来なくてはならない。

 

続く