米国国防総省による核態勢の見直し(85)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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IV. 永続的な国家目標と米国安全保障戦略での核兵器の役割

  Enduring National Objectives  and the Roles of

  Nuclear Weapons  in U.S. National Security

  Strategy

 

抑止失敗の場合に米国の目標を達成すること

Achieve U.S. Objectives Should Deterrence Fail

 

過去60年間、米国の全ての政府は、一部は抑止の失敗に際して抑止力を再設定するという目標を支援するために、柔軟で限定された核応答の選択肢を要請してきた。それは、抑止力の再設定が確かに出来るからではなく、場合によっては可能であり、米国、同盟国とパートナーへの損害を可能な範囲で限定することに貢献するかも知れないからである。地域の緊急事態で抑止が失敗した場合に損害を限定するという目標は、ミサイル防衛と地域の敵の可動システムの位置を定め、追跡し、攻撃目標にする能力を含めて、攻撃を打破し防御する強力な適応性のある計画設定を要求する。このようなことやその他の比較の能力は、現在強化しているものであるが、この目的で米国の核戦力を補完することはできるが置き換えることはできない。とくに地域のアクターからのミサイル脅威の場合には、米国のミサイル防衛と攻撃の選択肢は、抑止が失敗した場合に損害の大幅な限定のための基盤を与えるのである。

 

続く