米国国防総省による核態勢の見直し(82)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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IV. 永続的な国家目標と米国安全保障戦略での核兵器の役割

  Enduring National Objectives  and the Roles of

  Nuclear Weapons  in U.S. National Security

  Strategy

 

核攻撃と非核攻撃の抑止

Deterrence of Nuclear and Non-Nuclear Attack

 

米国の大陸間弾道ミサイルの警戒態勢解除は、そのようなミサイルを先制攻撃に弱くしまた米国が危機や紛争において急いで警戒態勢をとらなければならなくなるため、危険な抑止不安定性をもたらす可能性がある。

 

さらに、米国の大陸間弾道ミサイルは、時折間違って主張されるように、「即発引き金の警戒態勢」にはない。2009年の超党派のペリーシュレシンガー委員会の報告書で言明されたように、「単なる間違いである。両国(米国とロシア連邦)の警戒態勢は実際に非常に安定している。両国の警戒態勢は、明快な文民による実に大統領による決断を確かにし、複層の統制に従う。」

 

半世紀以上に渡って、米国は、大陸間弾道ミサイルが安全で保障されまた変動しない統制下にあることを確かなことにするため、一連の措置とプロトコルを打ち立ててきた。核兵器を使うというどのような決定も慎重な決定プロセスに従うことになる。最後に、米国は、信頼と保証を与える手段として、戦略的核戦力の外洋ターゲティングという長期に渡る慣行を日々継続する。

 

続く