米国国防総省による核態勢の見直し(81)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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IV. 永続的な国家目標と米国安全保障戦略での核兵器の役割

  Enduring National Objectives  and the Roles of

  Nuclear Weapons  in U.S. National Security

  Strategy

 

核攻撃と非核攻撃の抑止

Deterrence of Nuclear and Non-Nuclear Attack

 

抑止と同盟国とパートナーの保証を助けるために、米国はこれまで「非先制使用」の政策を採用したことはない。現在の脅威の環境を考慮すると、このような政策は、今日、正当化されるものではない。米国の核の応答につながるかもしれない細かい状況に関してある曖昧さを保つことは、米国の政策として存続している。さらに、米国は、核戦力の一部を日常的に警戒態勢に維持し、また、このような核戦力を迅速に発射する選択肢を保有する。この態勢は、決定の時間を最大化し、また、米国の応答の選択肢の範囲を保つものである。

 

また、潜在的な敵は奇襲の先制攻撃で米国の核抑止戦力を破壊するための戦略に自信を持てるものではないことを、潜在的な敵に知らしめるのである。

 

続く