米国国防総省による核態勢の見直し(74)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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III. 米国の核能力はなぜ必要か? 

   Why U.S. Nuclear Capabilities?

 

米国の核能力

U.S. Nuclear Capabilities

 

また、非核戦力も不可欠な抑止の役割を果たす。しかし、それだけでは、歴史の中で大国間の戦争を防ぐことが出来ず、戦争防止の失敗が周期的にまた悲惨な形で起こったことから分かるように、核抑止力ほどの効果をもたらす訳ではない。同じことであるが、通常戦力だけでは、多くの同盟国とパートナーを程よく保証することはない。むしろ、通常兵器を保有する国々は、米国の拡大した核抑止力に膨大な価値を見出しており、米国のその核抑止力は、また、非拡散への鍵となる。

 

程よく維持される米国の核抑止力は、米国、同盟国とパートナーへの攻撃を防止し、また、過去数世紀の間に頻繁に発生した大国間の戦争状態への復帰を防ぐように作用する。

 

米国の核抑止力無しでは、米国、同盟国とパートナーは、核兵器やますます致死性を高める非核の能力を保有する敵による威圧と攻撃を受けやすくなる。

 

「世界の政治秩序の根本的な変革が起こるまでは、米国の核兵器は、戦争を防止し米国を守るために引き続き必要となる。」

 

続く