米国国防総省による核態勢の見直し(72)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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III. 米国の核能力はなぜ必要か? 

   Why U.S. Nuclear Capabilities?

 

米国の核能力

U.S. Nuclear Capabilities

 

米国の核能力と抑止戦略が米国、同盟国とパートナーに必要である基本的な理由は言うまでもなく明白である。マティス国防長官は、「安全で保障された効果的な核抑止力は、勝つことが出来ない戦争は決して戦わないことを確実とするためにある。」と述べた。この抑止力は他に例がなく、米国の防衛の優先事項である敵の攻撃を防ぐのに不可欠となっている。米国の核能力は必ずしも全ての紛争や挑発を防ぐことが出来るものではなく、また、そのように期待すべきものでもない。しかし、米国の三元戦略核戦力である戦略爆撃機、大陸間弾道弾ミサイルICBMと潜水艦発射弾道ミサイルは、核弾頭搭載可能な戦術航空機DCAによって補完され、敵による侵略の効果予測計算に影を投げかけ、そのため、核と非核の攻撃を抑止しまた同盟国とパートナーを保証することの両方に貢献することは他に例がない。三元戦略核戦力と核弾頭搭載可能な戦術航空機DCAはそのような目的に不可欠であり、予測できる未来に対しても不可欠である。

 

続く