米国国防総省による核態勢の見直し(63)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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II. 展開する不確定な国際安全保障環境

   An Evolving and Uncertain  International Security

   Environment

 

中国 

China

 

第19回党大会での中国の習総書記長からの声明「中国軍は2050年までに第一級の軍隊に完全に移行する」に合致して、中国は、核戦力の数量を増加し、能力を向上させ、保護を引き続き拡大する。

 

中国の宣言された政策とドクトリンは変化をしてはいないが、核近代化プログラムの範囲と規模に関する透明性の欠如は、中国の将来の意図に関して疑問を呈するのである。中国は、新しい道路可動戦略大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)、新しい複数弾頭型のDF5シロ発射ICBMそして新しい潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が装備された最も進んだ弾道ミサイル潜水艦を開発したところである。また、中国は、新しい核装備の戦略爆撃機の開発を発表し、三元戦略核戦力を獲得した。また、中国は、陸と海洋の攻撃対象を攻撃できる核搭載可能な精密誘導のDF-26中間距離弾道ミサイルを開発した。

 

中国は、ロシアと同じように、限定されたミサイルの脅威への米国本土ミサイル防衛を批判するにもかかわらず、新しいミッドコースミサイル防衛システムを試験していることを発表し、海からの発射のミッドコース弾道ミサイル防衛を開発することを計画しており、また、戦域での弾道ミサイル防衛システムを開発しているが、詳細はほとんど明らかにされていない。

 

続く