米国国防総省による核態勢の見直し(59)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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II. 展開する不確定な国際安全保障環境

   An Evolving and Uncertain  International Security

   Environment

 

ロシア

Russia

 

ロシアは、米国と同盟国に対して、核兵器の生産能力と非戦略核戦力について大きく優位に立っている。また、両用(核あるいは通常兵器を装備できる)となる非戦略システムの大きく多様で近代的な組み合わせを作っているところである。このような戦域また戦術システムは新START条約の対象とはならず、また、ロシアの非戦略核兵器近代化は、配備能力を大いに向上させながら、備蓄の非戦略ケ兵器総数を増やしている。これには、中距離核戦力全廃条約に違反して、地上発射巡航ミサイルの生産、保有と非行試験を含んでいる。モスクワは、このようなシステムは有利なエスカレーションへの有用な選択肢を提供すると信じている。最後に、米国のミサイル防衛に対するモスクワのしばしばの批判にもかかわらず、ロシアは、また、長年の核武装弾道ミサイル防衛システムの近代化を進めており、また、新しいミサイル防衛迎撃機の設計が進んでいる。

 

続く