米国国防総省による核態勢の見直し(57)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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II. 展開する不確定な国際安全保障環境

   An Evolving and Uncertain  International Security

   Environment

 

ロシア

Russia

 

ロシアは、米国とNATOをその現在の地政学的野心に対する主要な脅威として考えている。ロシアの戦略とドクトリンは、核兵器の威圧的で軍事上の潜在的な使用を強調している。ロシアは、核エスカレーションや核兵器の先制使用はロシアの有利なように紛争を「縮小」することに役立つと、間違って評価している。この間違った考え方は、危険な誤算とエスカレーションの見込みを増大させる。

 

ロシアは、核備蓄の総括的な近代化によってその戦略とドクトリンの実施を可能にすることを目指してきた。

 

ロシアの戦略的な核近代化は、その弾頭配備能力を増大し、今後も継続して増大させ、また、配備した核弾頭の数を急速に核だしする能力を継続してもたらすのである。

 

「伝統的な」ソビエトの核システムを近代化することに加えて、ロシアは新しい核弾頭と発射機を開発し配備している。

 

続く