米国国防総省による核態勢の見直し(56)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

 ---------------------------

 

           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

        -------------

 

 

II. 展開する不確定な国際安全保障環境

   An Evolving and Uncertain  International Security

   Environment

 

他の核武装国は米国の主導に追随しなかった

Other Nuclear-Armed States Have Not Followed Our Lead

 

国際情勢で核兵器の役割を減らし核兵器削減を交渉する米国による協調した取り組みにもかかわらず、2010年以来、どの潜在的な敵国もその国の安全保障戦略での核兵器の役割も配備した核兵器の数を減らすことはなかった。むしろ、逆の方向に果敢に進んだ。その結果、世界のいくつかの地域で核武装国を含む地域紛争の可能性が増大し、また、危機や紛争において敵による核エスカレーションの可能性が出てきている。

 

図1は、過去10年間において、核兵器の存在感を低減する米国の取り組みと他国による逆の行動の著しい差異を示している。

 

続く