米国国防総省による核態勢の見直し(40)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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                       エグゼクティブサマリー

                      EXECUTIVE SUMMARY

 

            序

                         INTRODUCTION

 

核拡散防止と軍縮

Non-proliferation and Arms Control

 

核拡散防止条約(NPT)は核拡散防止体制の礎石となっている。この条約は、核拡散防止の同意を打ち立てるのに積極的な役割を果たし、この条約の枠外で核兵器を追求するものに費用を課す国際的な取り組みを強化する。しかしながら、核の不拡散は、今日、厳しい挑戦を受けている。最も重大なのは、北朝鮮が核拡散防止条約にまさに違反してまた無数の国連安全保障理事会の決議に直接反して核への道を追求していることにある。

 

北朝鮮以外では、イランの挑戦が迫ってきている。JCPOA(イラン核問題に関する最終合意)はテヘランの核兵器プログラムの制約となっているかも知れないが、イランが決断すれば急速に核兵器の能力を達成できることにはほとんど疑いがない。

 

米国は、核の不拡散の支援を継続し、問題がない限り透明性と予見性を拡大するように取り組み、戦略的対話、リスク軽減通信チャネルそして核兵器の安全と安全保障に関する最善策の共有化を通して、核兵器開発国とその他の核兵器保有国の間の潜在的な誤算を避けるようにするのである。

 

続く