米国国防総省による核態勢の見直し(33)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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                       エグゼクティブサマリー

                      EXECUTIVE SUMMARY

 

            序

                         INTRODUCTION

 

核兵器インフラ

Nuclear Weapons Infrastructure

 

有効で、応答性があり、反発力のある核兵器インフラは、変遷する要求への柔軟性を適応化する米国の能力にとって必須である。このようなインフラは、同盟国と敵への米国の核兵器の能力の実際の証拠を提供し、そのため、抑止、保障と悪い展開へのヘッジに貢献する。また、敵の武器競争への関心を縮小させる。国防総省は核弾頭が運搬プラットフォームに運ばれるための軍事的な要求を提出する。国家核安全保障局NNSAは、国防総省の弾頭に関する要求に応答する研究、開発、試験、評価そして生産プログラムを監督する。

 

過去何十年もの間、米国の核兵器インフラは老朽化と資金不足の結果に苦しめられてきた。NNSAのインフラの半分以上は40年以上古く、また、四分の一はマンハッタンプロジェクト時代のものである。

 

これまでの核態勢見直し(NPR)はいずれも、近代的な核兵器インフラを維持する必要性を強調したが、米国は、反発力がありまた予測できない展開に対応する能力を有する近代的なインフラを維持するまでには至らなかった。

 

続く