米国国防総省による核態勢の見直し(31)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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                       エグゼクティブサマリー

                      EXECUTIVE SUMMARY

 

            序

                         INTRODUCTION

 

核指揮統制通信NC3の近代化

Nuclear Command, Control, and Communications Modernization

 

米国は、核攻撃の膨大な圧力の下でさえ常時核戦力を統制するNC3システムを保有しなければならない。NC3の能力は、伝達された情報の完全性を保証し、また、核攻撃の結果を確実に克服するのに必要な反発力と生存能力を有しなければならない。

 

平時と危機の際、NC3システムは五つの重大な機能を果たす。一つは検出、警告と攻撃の特性解析。二つ目は適合した核計画。三つめは決断会議。四つ目は大統領令の受領。五つ目は戦力の管理と司令の実現。

 

今日のNC3システムは、冷戦の遺産であり。ほぼ30年前に最後に全体的に更新されたままである。それは、警告衛星とレーダー、通信衛星と航空機と地上基地、固定と可動の指揮所、そして、核システムの統制センターからなるお互いに絡み合った要素を含んでいる。一時は最先端のものであったが、このNC3システムは、老朽化するシステム構成部品と新しい拡大する21世紀の脅威からの挑戦に面している。

 

続く