米国国防総省による核態勢の見直し(26)

  

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

 ---------------------------

 

           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

        -------------

 

                       エグゼクティブサマリー

                      EXECUTIVE SUMMARY

 

            序

                         INTRODUCTION

 

非戦略核能力による抑止力の向上

Enhancing Deterrence with Non-strategic Nuclear Capabilities

 

核戦力置き換えプログラムの現状の要素は戦略的な環境の劇的な劣化よりも時期的に古いものである。米国の戦略への新たな要求を満たすためには、米国は、核戦力の柔軟性と応答性を高めるように置き換えプログラムへの補充を選択することを目指すのである。そのことは、この一層挑戦的な脅威の環境においてもほどほどの補充しか必要としないという米国の三元戦略核戦力の多様性と柔軟性を反映しているのである。限定された核使用は米国と同盟国に対して有用な利点をもたらすという間違った確信を潜在的な敵から取り去ることで、このような補充は抑止を向上させる。

 

低出力の核兵器の使用を可能性として含め、限定された核の先制使用は上述のような利点をもたらすとロシアが信じることは、部分的には、ロシアの非戦略核システムの優勢の数量と多様性は危機と程度の低い紛争において威圧の利点をもたらすというロシアの見方に基づいている。

 

続く