米国国防総省による核態勢の見直し(13)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

 ---------------------------

 

           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

        -------------

 

                       エグゼクティブサマリー

                      EXECUTIVE SUMMARY

 

            序

                         INTRODUCTION

 

米国の核能力と恒久的な国家目標

U.S. Nuclear Capabilities and  Enduring National Objectives

 

 

再興の米国核政策と戦略の優先事項は、潜在的な敵による如何なる規模の核攻撃を抑止することにある。しかし、核攻撃を抑止することは、核兵器の唯一の目的ではない。現在と将来の脅威の環境のもつ多様な脅威と深い不確定さの下で、米国の核能力は米国の国家安全保障において次のような重大な役割を果たしている。

 

  • 核攻撃と核を使わない攻撃の抑止
  • 同盟国とパートナーへの保障
  • 抑止失敗の場合の米国の目標の達成
  • 不確実な将来に対応する能力

 

このような役割は相互に補完するものであり、米国の核戦力の適格性はこのそれぞれの役割とその達成のために策定された戦略に対して評価されなければならない。また、拡散の防止並びに完成した兵器、資材、専門知識へのテロリストのアクセスの拒否は、米国の核政策と要求を洗練する際に重要な考慮点となる。これらの役割と目標は、米国の核政策と要求への中核の指針となる。

 

続く