米国国防総省による核態勢の見直し(3)

 

米国国防総省のウェブサイトに2018年2月に掲載された「核態勢見直し(NPR)」を当ブログで和訳したものを、順次紹介しています。

 

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           核態勢見直し

       NUCLEAR POSTURE REVIEW

 

          2018年2月  

 

            国防長官府
     OFFICE OF THE SECRETARY OF DEFENSE

 

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           国防長官の序

         Secretary’s Preface

 

私たちは現実を直視し、願う世界でなく現実の世界を見なければならない。このNPR(核態勢見直し)は、直面する脅威と将来の安全保障環境の不確定性について現在での現実的な評価を反映している。一連の潜在的な敵そしてその能力と戦略的な目標を前提にすると、この核態勢見直しは、柔軟で適合した核抑止戦略を要求する。この見直しは、異なった状況下で単一あるいは複数の潜在的な敵を抑止するアプローチに適合させる柔軟性をアメリカ大統領に提供する核能力の多様な組み合わせを要求する。どの大統領に対しても、核兵器の使用は、米国と同盟国の重大な利益を守るために最も極端な状況下でのみ熟慮されるものである。核戦力は、通常戦力とその他の国力と共に、何よりもまず、侵略の抑止と平和の維持に向けられる。

 

続く