トランプ政権の安全保障戦略発表(136)

米国のホワイトハウスから2017年12月18日付けで発表された「米国の安全保障戦略」に関し当ブログで和訳したものを連載しています。

 

<原文の出所>

ホワイトハウスのウェブサイト

https://www.whitehouse.gov/articles/

 

<当ブログによる和訳>

 

      地域の情勢に合わせた戦略

   The Strategy in a Regional Context

   

軍事と安全保障:

MILITARY AND SECURITY:

 

南アジアと中央アジア

South and Central Asia

 

南アジアと中央アジアは、世界人口の四分の一以上を占め、米国を狙うテロリスト集団の五分の一が存在し、高成長の経済を持つ国が数か国あり、また、二国が核武装をしており、最も複雑な国家安全保障への挑戦と機会を提示している。この地域は、中東から発するテロリストの脅威そしてヨーロッパとインド太平洋地域で展開する勢力争いを含む。米国は、パキスタン内から活動する国をまたぐテロリストと戦闘員からの脅威に面し続けている。核攻撃と核報復を招くインドとパキスタンの軍事紛争の可能性は一定の外交上の注目を要する主要な懸念材料となっている。

 

この地域での米国の関心事項には、米国本土と同盟国の安全保障を揺すぶるテロリストの脅威に対抗すること、軍事緊張と核緊張の可能性を高める国境越えのテロリズムを防止すること、核兵器、核技術と核材料がテロリストの手に渡ることを防ぐことが含まれる。米国は、米国本土と同盟国への脅威に相応するアメリカの存在がその地域にあることを目指す。不安定化工作に関わらないパキスタン、また、安定し自立したアフガニスタンを望む。ライバル勢力による支配を跳ね返し、聖戦主義者の安全地帯となることに抵抗し、また、改革を優先する中央アジアの諸国であることを望む。

 

続く