トランプ政権の安全保障戦略発表(130)

米国のホワイトハウスから2017年12月18日付けで発表された「米国の安全保障戦略」に関し当ブログで和訳したものを連載しています。

 

<原文の出所>

ホワイトハウスのウェブサイト

https://www.whitehouse.gov/articles/

 

<当ブログによる和訳>

 

      地域の情勢に合わせた戦略

   The Strategy in a Regional Context

   

軍事と安全保障:

MILITARY AND SECURITY:

 

ヨーロッパ

Europe

 

中国は、不公正な貿易慣行を拡大しまた主要な産業、影響の大きい技術、インフラに投資をすることによって、ヨーロッパでの戦略的な足場を獲得している。また、ヨーロッパは暴力を用いるイスラム教の過激派からの直の脅威に直面している。スペイン、フランス、ドイツ、ベルギー、英国、その他の国でのISISと聖戦主義テログループによる攻撃は、ヨーロッパのパートナーが引き続き重大な脅威に面していることを示している。中東とアフリカでの不安定性は何百万人という移住者と避難民のヨーロッパへの流入を引き起こし、ヨーロッパの不安定性と緊張を悪化させている。

 

ヨーロッパが繁栄し安定し共通の利益と理想を守るとき、米国は一層安全になる。ヨーロッパの同盟国とパートナーを守る米国の決意は固いままである。自由で主権を有する国々のNATO同盟は競合国に対して大きな優位の一つであり、米国はワシントン条約第五条を守る決意を堅持する。

 

ヨーロッパの同盟国とパートナーは米国の戦略的な範囲を拡大し、また、世界的な作戦のために前方基地と領土飛行の権利へのアクセスを提供している。ヨーロッパ諸国は、何千人もの軍隊を送り込み、アフガニスタンでの聖戦主義テロリストとの戦いを助け、イラクを安定化し、また、アフリカと大中東全域でテロリストの組織と戦っている。

 

NATO同盟は、相互利益、主権と価値観を守るために、公正な分担に対して一層の責任を果たしまた費用を支払うとき、一層強力になる。

 

続く