トランプ政権の安全保障戦略発表(124)

 

米国のホワイトハウスから2017年12月18日付けで発表された「米国の安全保障戦略」に関し当ブログで和訳したものを連載しています。

 

<原文の出所>

ホワイトハウスのウェブサイト

https://www.whitehouse.gov/articles/

 

<当ブログによる和訳>

 

      地域の情勢に合わせた戦略

   The Strategy in a Regional Context

 

インド太平洋

Indo-Pacific

 

自由な世界観と抑圧的な世界観との地政学的な闘争がインド太平洋地域で起こっている。インドの西海岸から米国の西海岸まで伸びるこの地域は世界で最も人口が多くまた経済的に躍進する地域となっている。自由で開放されたインド太平洋への米国の利益は米国建国の初期からのものである。

 

米国は中国との協調を継続することを目指すのであるが、中国は、他の国々が中国の政治上、安全保障上のアジェンダに従うように説得するために、経済上の誘引と不利益、影響、暗黙の軍事的な脅しを利用している。中国のインフラ投資と貿易戦略はその地政学上の熱望を強力にする。南シナ海に前哨地点をつくり軍事拠点化する中国の取り組みは貿易の自由な流れを危険にさらし、他国の主権を脅かし、また、地域の安定性を損なう。中国は、この地域への米国のアクセスを制限しまたそこでの中国の自由行動を拡大するための急激な軍事近代化キャンペーンを開始した。中国はその大望は相互に恩恵をもたらすというが、中国の支配はインド太平洋の多くの国の主権を弱める。その地域の国々は、地域の秩序を支持し主権と独立を重んじる集団的な対応において米国の持続するリーダーシップを求めている。

 

続く