トランプ政権の安全保障戦略発表(117)

 

米国のホワイトハウスから2017年12月18日付けで発表された「米国の安全保障戦略」に関し当ブログで和訳したものを連載しています。

 

<原文の出所>

ホワイトハウスのウェブサイト

https://www.whitehouse.gov/articles/

 

<当ブログによる和訳>

 

          ピラー4

 

       アメリカの影響の推進

     Advance American Influence
 

多国間フォーラムでの一層の成果の達成

Achieve Better Outcomes in Multilateral Forums

 

優先事項

 

政治、安全保障の組織体での指導性の発揮:

EXERCISE LEADERSHIP IN POLITICAL AND SECURITY BODIES:

 

米国の利益と価値観、その価値観は同盟国とパートナーが共有しているものであるが、それらに合致する政治と安全保障のフォーラムでの成果を米国は求めている。国連は世界の複雑な問題の多くを解決することに貢献できるが、改革が必要であり、創立時の原則に立ち戻らなければならない。加盟国は説明責任を持たなければならず、また、責任を共有しなければならない。米国は、ある機関に対して不均衡な水準の支援を求められるならば、その機関の方向と取り組みについてそれに見合った影響を期待する。

 

金融と貿易の国際機関の構想と改革:

SHAPE AND REFORM INTERNATIONAL FINANCIAL AND TRADE INSTITUTIONS:

 

米国は、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機構(WTO)といった機関で指導的な役割を継続し、改革を通してその能率を向上させる。そのような改革には、経済成長を促進する高品位のインフラプロジェクトに多国間の開発銀行が投資することを奨励することが含まれる。WTOが不公平な貿易慣行に裁定を下すさらに効果的なフォーラムとなるように圧力をかける。

 

共通領域の自由確保:

ENSURE COMMON DOMAINS REMAIN FREE:

 

米国は、国際法の仕組みの下で宇宙、サイバー空間、空と海洋という共通領域を定め統治するために、指導力と技術を提供する。米国は、国際法の下で紛争の平和裏の解決を支援するが、米国の利益を守り共通領域の自由を確保するために、あらゆる手段を行使する。

 

自由で開放されたインターネットの保護:

PROTECT A FREE AND OPEN INTERNET:

 

米国は、情報とサービスの地球規模の交換への障害を最小限にし、開放された双方向の通信を主唱する。米国は、アイキャンICANN、インターネットガバナンスフォーラムIGF、国連、国際電気通信連合ITUのような主要な組織への活発な関与を通してデータの自由な流れを促進しまた米国の利益を守る。

 

続く