トランプ政権の安全保障戦略発表(116)

 

米国のホワイトハウスから2017年12月18日付けで発表された「米国の安全保障戦略」に関し当ブログで和訳したものを連載しています。

 

<原文の出所>

ホワイトハウスのウェブサイト

https://www.whitehouse.gov/articles/

 

<当ブログによる和訳>

 

          ピラー4

 

       アメリカの影響の推進

     Advance American Influence
 

多国間フォーラムでの一層の成果の達成

Achieve Better Outcomes in Multilateral Forums

 

米国の利益と価値観に影響を及ぼす規則の多くをつくる多国間の取り決めを米国は主導し実行しなければならない。影響への競争がこのような機関に存在する。その中で、米国は主権を守り利益と価値観を推進しなければならない。

 

国、企業と個人がお互いの間、陸と海、北極、宇宙空間とデジタル世界の全域でどのように交流するべきかを定める規則を、一連の国際的な機関が設定する。このような共通の領域を解放し自由にする規則をこのような機関が支持することは、米国の繁栄と安全保障にとって極めて重要である。海洋への自由なアクセスは国の安全保障と経済上の繁栄の中心的な原則であり、また、海と宇宙の探索は商業上の利得と科学的な突破口への機会を提供する。データの流れと開放的で相互運用性のインターネットは、米国経済の成功から切り離せない。

 

独裁主義国家は、長い間、多国間機関の力を認識しており、国益を推進しまた自国の市民の自由を制限するために多国間機関を利用してきた。米国がこのような機関のリーダーシップを敵国に譲ると、米国の利益になる開発を形つくる機会が失われる。しかし、全ての機関は同じではない。米国はアメリカの利益になる機関での活動を優先し、そのような機関が強化されまた米国、同盟国と友好国に協力的であるようにするのである。

 

現存の機関と規則が近代化を要する場合には、米国はその近代化を主導する。アメリカ市民への権力を主張しまた米国の憲法の基本と対立する国家に米国は主権を譲ることはない。

 

続く