中国に関する軍事ならびに安全保障の展開2016(77)

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米国国防総省のホームページに2016年4月26日付けで掲載された下記の資料から、その本文について抜粋、編集、和訳してその一部を紹介します:

 

米国議会への年次報告:「中国に関する軍事ならびに安全保障の展開2016」

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 <和訳>

 

 第1章 年次更新

Chapter 1  Annual Update

    

人民解放軍の現在の能力

CURRENT CAPABILITIES OF THE PEOPLE’S LIBERATION ARMY

 

<トピックス>

核抑止での進展    

DEVELOPMENTS IN NUCLEAR DETERRENCE

 

中国は人民解放軍全体で核戦力の近代化を継続している。2015年に、中国はミサイル部隊と海軍で核配備システムを維持し、分散性と一層の対攻撃生存性を提供している。

 

>人民解放軍のロケット部隊(PLARF)の兵器には75-100頭の大陸間弾道弾ICBMが含まれる。ロケット部隊はこれらの機体を近代化する途中であり、複数個別誘導弾頭(MIRV)の搭載が出来る新しい道路可動ICBMの開発が含まれている。また、中国は極超音速滑走飛行体の試験を行った。中国は、そのミッションや核弾頭を搭載できる可能性については何ら公式に言及していない。

 

>人民解放軍はJIN級の弾道ミサイル搭載原潜 SSBN の生産を続けている。4艦は注文が出されており少なくとも1艦は建造中となっている。JIN級とその潜水艦発射弾道ミサイルは中国に初めての信頼できる海洋での長距離の核能力を提供する。

 

2015年に、中国は長距離爆撃機を継続して開発した。中国の軍事アナリストが「戦略的抑止を遂行できる」と表現した長距離爆撃機も含まれる。この戦略的抑止は2012年に人民解放軍空軍に割り当てられたと伝えられるミッションである。また、中国が長距離の「戦略」ステルス爆撃機をつくる意図を有していることを示す中国の刊行物がある。これらのメデアレポートと中国の書き物は、中国は最終的には核爆撃機を開発するかも知れないことを示している。もしそうであれば、中国は陸、海と空に分散された核配備システムの「トライアッド」を開発することになる。これは対攻撃生存性と戦略抑止を改善すると冷戦以来考えられた態勢である。

 

   <英文の出典>

米国防総省のホームページ

 

Annual Report to Congress

 

Military and Security Developments

 

Involving the People’s Republic of China 2016

 

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 (続く)