米国国防省が見た中国の軍事進展の今後(103)

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米国国防省(U.S. Department of Defense)が2015年5月8日に公開した米国議会への年次報告書(ANNUAL REPORT

TO CONGRESS)「中国に係る軍事と安全保障の進展2015(Military and Security Developments Involving the People’s Republic of China 2015)」(全98ページ)から、選択、翻訳・抜粋・編集して、米国国防省が見た中国の軍事進展の今後20年を連載で紹介しています。

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 第3章 戦力近代化の目標と動向  その24

            Force Modernization Goals and Trends  

 

人民解放軍の開発能力   

PLA CAPABILITIES IN DEVELOPMENT

 

指揮、統制、通信、コンピュータとインテリジェンス(C4I)

の近代化   その2

Command, Control, Communications, Computers, and Intelligence (C4I) Modernization.

 

人民解放軍は、情報化という一層広範な目標に必須なものであるとしてC4Iシステムを見ている。この目標は、固定されたあるいは可動の戦闘司令所(command post)に確実で信頼性の高い通信を提供しながら、決定のスピードと有効性を改善することを狙うものである。

 

人民解放軍は、軍の役務と軍の地域のそれぞれの一層下位の編隊の部隊に統合司令プラットフォーム(Integrated Command Platform: ICP)のような先進の自動司令システムを配備している。ICPの採用は、合同軍事作戦に必要なマルチサービスの通信を可能にする。

 

さらに、新しいC4I技術は、瞬時の情報の共有化と強力で冗長性のあるネットワーク(インテリジェンス、戦場情報、兵站情報と天気報告)を可能にし、司令官の状況把握を改善する。

 

とくに、インテリジェンス、監視と偵察(ISR)のデータを戦場の司令官にほぼ実時間で伝達することは、司令官の決定プロセスを容易にし、指令にかかる時間を短縮し、また、軍事作戦を一層効果的にすることになる。

 

   <参考資料>

米国国防省のホームページ。

 

「ANNUAL REPORT TO CONGRESS

 Military and Security Developments Involving the      People’s Republic of China 2015」

 

http://www.defense.gov/

 

http://search.defense.gov/search?affiliate=dod-search&query=Military%20and%20Security%20Developments

   

(続く)