米国での使用済み燃料と高レベル廃棄物について 「中間処理施設」(7)

 米国エネルギー省が2013年1月に発表した「使用済み燃料と高レベル廃棄物の管理と処分の戦略」という文書の内容を掻い摘んで和訳して連載で紹介しています。今回はその「中間(暫定)貯蔵施設(Interim Storage)」についてです。

 

<中間(暫定)貯蔵施設(Interim Storage)>

中間貯蔵施設あるいは暫定貯蔵施設は、次のような構想になっている。

・恒久的な地層処分場がいつ操業するかに関係なく貯蔵ができ

 る中間貯蔵施設を用意する。

・中間貯蔵施設を操業したからといって、同じところに恒久の

 地層処分場を設けることを前提にはしない。地元の同意を尊

 重する。

・小規模なパイロット中間貯蔵施設はまず閉鎖された原発から

 の使用済み燃料を受け入れる。2021年に操業を開始する。

・大規模な中間貯蔵施設は、政府の経済的な責務を低減できる

 に十分な量を受け入れる能力を持たせる。20,000トン(重

 金属)以上の貯蔵能力を用意する。

・パイロット中間貯蔵施設も大規模な中間貯蔵施設もどちらも

 商用の原発だけでなく、政府が所有している使用済み燃料と

 高レベル廃棄物を受け入れることを考慮する。

 

最終の地層処分場の用意が遅れる場合を想定して、十分な規模の中間貯蔵施設を用意するように配慮しています。百万年を超える半減期の放射性物質を含む核廃棄物を地層深くに埋め込むため、その用地の確保は困難を極めることを考慮していると思われます。

 

<原典の資料>

 

1.米国エネルギー省のウェブサイト

  "Strategy for the Management and Disposal of Used

 Nuclear Fuel and High-Level Radioactive Waste"

http://www.energy.gov/search/site/strategy%2520for%2520Management%2520and%2520disposal%2520of%2520used

 

(続く)