ひとくちメモ 原発から出る核のゴミ

原発で使用した核燃料(使用済み核燃料と呼ばれている)に含まれる危険な放射性物質にはその寿命(半減期)が数百万年もの元素が含まれております。半減期が数百万年と長くその放射性の危険性が数百万年の間ほとんど減らないという厄介なしろものです。「核のゴミ」という名で知られていますが、家庭の台所から出るようなゴミではないことを十分に認識しておくことが必要です。

 

使用済み核燃料から取り出した高レベル放射性廃棄物(上記のような危険な放射性物質を含む廃棄物)は、地層深くに埋めることで処分をしようとする計画がありますが、処分場の選定が難しく進展がありません。

 

そのような現実の中で、高速炉で高レベル放射性廃棄物を処分しようとする開発が海外で進んでいます。現時点ではロシアがそうであり、またフランスが最も先を進んでいるようです。ベルギーも計画しています。

 

地層に埋めるのは、放射能の寿命が数百万年の廃棄物ではなく、高速炉で分解して放射能が数十年までに落とした廃棄物という考え方が現実対応策としては有効と思われます。この前提としては、高速炉において安全性や想定外事故への対応が十分に研究開発されるということに尽きます。

  

<参考資料> 

毎日新聞 社説 「核のゴミ処分」の一部

2014年7月22日(火) 朝刊

「現在、日本国内には約1万7000トンに上る使用済み核燃料がある。全国の原発では貯蔵プールが平均で7割まで埋まっている。使用済み核燃料を再処理した後の高レベル放射性廃棄物のガラス固化体も長さ1.3メートルの円筒容器にして約2500本ある。処分場選定は経済産業省所管の原子力発電環境整備機構(NUMO)が責任を負ってきたが、10年以上まったく進展がない。」

 

以上